[楽器総合学科]
【授業内容について】
楽器総合学科は1,2年次に総合的な楽器の技術を学べ、はじめに分解組立や制作を通した楽器の構造理解をすることから始まります。3年次より、他科に沿ったコース(ギタークラフトコース、管楽器[金管・木管]コースなど)をそれぞれ選択し、より専門的で密度のある講義を受けることとなります。
また、総合楽器店や舞台関係の就職を目指すことに要点を置いた講義があることも特徴の一つ。企画、ビジネス系講義やDTM・電子楽器、PAなど。
日々の作業の理解力や技術力を測るために、定期的にテストや実技試験なども行われます。
【就職・資格サポートについて】
ピアノ調律科(及び楽器総合学科3年選択)では、国家資格「ピアノ調律師検定」を受験できます。ビジネス系の検定や舞台系の検定も科によっては受験可。
就職率は90%以上と高く、楽器店、楽器商社、製造会社、工房、リペアサービス会社、音楽サービス会社など、楽器業界での就職がほとんどと思われます。
【施設・設備について】
調律専用ピアノが設置された個室、ギターなどの塗装室、授業や学校行事でも使用されるスタジオなど。図書のブースもあり、音楽・楽器関連の本・CDやDVDが揃う。中には希少な本も…?
学校所有の研修センター(湯の山)もあり、合宿などをそこで行うこともあります。
【雰囲気について】
クラス担任制を採っていることもあり、担任の先生とは話しやすいかも。その他授業を受け持たれている先生方とも、休み時間や放課後の時間を利用して講義内容の質問やその他相談できたり、割と生徒と先生同士のコミュニケーションを図りやすい環境である印象を持ちます。
また、自分の作業用机が充てがわれるので、自分の作業がしやすい環境を作り出せると思います。朝早く来て作業の練習をしたり、放課後残って復習をしてる人も見受けられます。
【総合的に】
楽器が本当に好きな人だとか、とても興味を持っている人たちが多い学校です。将来音楽関係の職業に就きたいと思われている方々にとって、業界とのコネクションを作るという意味合いからも悪くない学校だと思います。
学校の校訓でもありますが「根気・努力・忍耐」が試される(…と個人的に思う)ので、生半可な気持ちで入ると後悔する人も、もしかしたらいるかもしれませんね(^_^;)