コラム

2016年1月20日

 

介護士

介護福祉士とは

 

現代の高齢化社会の中では、高齢者の介護の問題が重要視されています。

核家族化に伴い、家族だけでは高齢者の介護を十分に行えない家庭が増えてきています。

介護福祉士は加齢や病気などにより心身の活動が衰えた人の日常を支援したり、介護者本人だけでなく家族からの相談にも乗り、専門家としての指導・助言を行います。

介護福祉士のサポートが必要となる対象者は主に高齢者ですが、身体的(あるいは精神的に)ケアが必要な者であれば年齢性別問わず介護・指導にあたります。

主な職場として特別養護老人ホームや老人保健施設、在宅介護支援センターやデイサービスセンターが挙げられます。


 

資格を取得するためには

 

介護福祉士の資格を取得する方法は、2016年1月現在以下の方法があります。

◆実務経験(従業期間3年以上かつ従事日数540日以上)を積み、介護福祉士国家試験を受験する

◆福祉系高校を卒業し、介護福祉士国家試験を受験する

◆養成施設を卒業することで、介護福祉士として認定される

の大きくわけて3つの方法があります。ここでは専門学校で介護福祉士の資格の取得を目指す《養成施設を卒業する方法》について紹介します。

なお介護福祉士の資格取得方法については、見直しが検討されています(介護福祉士養成施設卒業生の国家試験受験に関する社会福祉士及び介護福祉士法の一部改正を含む「社会福祉法等の一部を改正する法律案」は2015年9月25日、参議院で継続審査となりました)。法案審議の状況については必ず最新の状況を確認するようにしてください。

参議院で可決された場合、以下のような変更が生じる可能性があります。

専門学校で介護福祉士の資格の取得を目指す方法は、第28回(2016年1月試験)までと第29回(2017年1月試験)以降で資格取得要件が変更になります。

これまでは介護福祉士指定養成校を卒業すると介護福祉士として登録されましたが、2022年からは国家試験の受験が義務化されるようになります。

2017~2021年度は移行期間となり、この間の卒業生については、卒業時に《国家試験の受験資格を得る》ことになります。国家試験の受験は任意です。移行期間中に関しては、国家試験に不合格、あるいは国家試験を未受験でも卒業後の5年間は介護福祉士として働くことができるようになります。そして、その5年の間に国家試験に合格するか、連続して介護の実務に従事すれば6年目以降も介護福祉士の資格を保持することができます。2022年度の卒業生からは、国家試験の受験が義務となります。


 

専門学校での学び

 

専門学校ではコミュニケーション学や心と身体の理解、手話など実際現場に出た時に必要とされる知識・技術を中心に学んでいきます。

国家試験の合格を目指すことはもちろんですが、現場で仕事をする時に役立つように工夫されています。

専門学校での授業は、学校内で入浴補助の練習や外部の老人ホームなどで実習を行う学校が多いです。毎日の授業が卒業後の現場で活かされていきます。

福祉先進国であるデンマークなどに研修として行き、日本国内だけではなく海外の福祉について勉強する機会を設けている専門学校もあります。海外の福祉の現場を自分自身の目で見ることで、広い視野を持った福祉のプロとしての成長を見込むことができるでしょう。

また、国家試験対策を実施している専門学校が多いです。国家試験の出題範囲を中心にきめ細かい指導が行われます。

単科の学校だけではなく、医療や保育系の学科と併設されている専門学校もあります。そのような専門学校では介護福祉士の資格取得だけでなく、コミュニケーションスキルアップ検定などの関連する資格・検定にチャレンジすることもできます。

介護福祉を学ぶ専門学校の授業は実務的な内容が多い印象がありますが、知識・技術の修得だけではなく、人とひとが信頼関係を築きながら手応えのある仕事をこなす人間性も身につけていきます。

カテゴリー: 仕事, 資格